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  竹松舞「パヴァーヌ」録音レポート
   
  2002年3月25〜29日 日本コロムビア
   
  「コンチェルト・セレナータ」に続くアルバムは、ハープではない楽器のために書かれたクラシックの名曲を、ハープ用にアレンジした作品集です。
今回は、全てのアレンジを井上鑑さんにお願いして、トータルなサウンド・プロデュースをしていただきました。
オーソドックスに美しくまとめたものあり、不思議な世界になったものあり、リズム・セクションが入ったものあり、聴きやすいけれど、音楽的にとても充実した、面白いアルバムになったと思います。
   
    まず初日はソロから。  
    エンジニアは、おなじみの塩澤くん。私の作るCDのほとんどは彼の音作りで成り立っています。たまにはこんなポーズで。
    アレンジャーの井上さんと打ち合わせ。
    アシスタントの二本柳くん。彼が操作しているのは、ProToolsというハードディスク・マルチ・レコーダー。右はその画面です。
    2日目は、ストリングスが入ります。バーバーのアダージョはオリジナルに近い濃厚な世界。ヴィヴァルディの「冬」は、バロックとマイケル・ナイマンが混ざったような不思議な世界。G線上のアリアは、ヴィオラ・ダ・ガンバとデュオで録りました。
    これは、ヴィヴァルディの録音中。
    ヴィオラ・ダ・ガンバの松本由起子さん。ハープと同じように調弦が大変な楽器です。
     最後に、ハープだけの修正を少し行いました。
    3日目は、2台ハープ。お相手を務めてくださったのは、アレンジでもいつもお世話になっている朝川朋之さん。
    「愛の夢」「主よ人の望みの喜びよ」「君の声に我が胸開く〜《サムソンとデリラ》より」の3曲でしたが、様々なハープのテクニックを駆使した、ダイナミックなトラックになりました。
    3日目はリズムセクションと。「亡き王女のためのパヴァーヌ」は、ウェザーリポートのようなインパクトのある世界に変わりました。
    ギターの今剛さん。
    ドラムスの山木秀夫さん。遠くに見えるのがベースの高水健司さん。日本でも最高のミュージシャンたちです。
   
  今回は、全員での記念写真を撮るのを忘れてしまいました。
井上さんの多彩な編曲と、竹松さんの表現意欲の溢れたダイナミックな演奏により、非常に聴き応えのある作品になったと思います。

収録曲は
ヴォカリーズ(ラフマニノフ)/涙のパヴァーヌ(ダウランド)/アヴェ・マリア(カッチーニ)/子守歌(フォーレ)/サムソンとデリラ(サンサーンス)/愛の夢(リスト)/主よ人の望みの喜びよ(バッハ)/四季より冬(ヴィヴァルディ)/G線上のアリア(バッハ)/アダージョ(バーバー)/亡き王女のためのヴァーヌ(ラヴェル)/サムシング(ジョージ・ハリスン)

発売は8月21日の予定です。お楽しみに!