高嶋ちさ子「Angel's Dream」録音レポート
   
  2001年7月1〜6日 日本コロムビア第1スタジオ
   
  高嶋ちさ子さんの「Lovin' You」に続く新しいソロ・アルバムは、前作でも、「愛の香り」というオリジナル曲を提供してくれた作曲家の岩代太郎さんの全面プロデュースによる子守歌集です。
ご存知の方も多いと思いますが、岩代さんは、NHKの「あぐり」や、2000年の大河ドラマを始めとする様々なドラマの音楽で活躍する一方、純音楽作品も手がける、今最も注目される作曲家の一人です。
今回は、彼が、ポピュラー系のアレンジャー、深澤秀行氏と組んで作っているプロデュース・ユニット、SEXTASY ROOMによるサウンド・プロデュースで、基本はシンセサイザーの打ち込みによるオーケストラ。高嶋さんのヴァイオリンの他に、ゲストとしてEPOさん、ウヨンタナさんのヴォーカルや、サンポーニャ、ギター、フルートが参加しています。
今までの高嶋さんの作品とはまた一味違って、更に広がりのアルバムですので、11月の発売をご期待ください。
   
  何度か録音しているので、すっかりコロムビアのスタジオにも慣れたようすの高嶋さん。
  今回は、いつもの塩澤君とは違うセッティング。
  後藤昌司さんは岩代さんの録音を数多く手がけているフリーのエンジニア。ドリカムの録音なども手がけているベテラン。暖かみと透明感のある素晴らしいサウンドを作ってくれました。
  岩代さんのアドヴァイスは短いのですが非常に適確。演奏がそれにより一変します。
  何曲かは、岩代さん自らピアノを弾きました。
  プレイバック聴きながらディスカッション。
  内モンゴル出身の歌手ウヨンタナさん。ニュース23のエンディング・テーマも彼女の歌です。岩代さんのメロディーに、彼女がモンゴル語の歌詞をつけた新曲を作りました。
  東洋のエンヤと言われる、透明感のある不思議な歌声は、今回の企画にぴったりでした。
  これは、岩代さんと一緒にサウンド・プロデュースをした深澤秀行さん。松たか子さんなどのアレンジも手がけています。
  EPOさんの登場。
  歌手というよりは、ヴォイス・アーティストというほうが相応しいパフォーマンス。様々な声、唱法を駆使して、無国籍の子守歌の世界を表現してくれました。
  最後はフルートの難波薫さん。まだ桐朋学園の研究科に在学中の若手ながら、存在感のある演奏を披露してくれました。
   
  収録曲は、ブラームス:子守歌、モーツァルト:子守歌、フォーレ:ピエ・イエズ、シシリエンヌ、シューベルト:アヴェ・マリア、バッハ:主よ人の望みの喜びよ、バッハ/グノー:アヴェ・マリア、オリジナル3曲などです。