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  加羽沢美濃「祈り〜加羽沢美濃オーケストラ作品集録音レポート
   
  2003年7月1〜2日 ヴュルテンベルク・フィルハーモニー・リハーサル・スタジオ
   
  加羽沢美濃さんの初めてのオーケストラとの共演アルバムの録音を、ドイツのロイトリンゲンを本拠とするヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団と行いました。6月30日に加羽沢さんの作品のコンサートが現地ロイトリンゲンで行われ、その翌日と翌々日の2日間、セッションを設けました。
   
  東京からチューリッヒ乗り換えで、シュトゥットガルトへ向かいます。ここは近距離のため、こんな小さい飛行機でした。
  シュトゥットガルト空港からレンタカーでロイトリンゲンに到着し、既に数日前から滞在している加羽沢さんと合流。コンサート前日のこの日、地元の新聞に告知記事が掲載されました。
  翌30日、コンサートと録音のリハーサルをオーケストラのリハーサルスタジオで行いました。これがそのスタジオの外観。
  スタジオの中にも加羽沢さんの記事が掲載されていました。
  これがモニタールーム。明るく気持ちのいい所です。既にドイツ人の技術者が機材をセットしてくれていました。
  夜のコンサート会場となる「フリードリヒ・リスト・ホール」。ヴュルテンベルク・フィルがいつもコンサートを行っている会場です。
  開場前、一人ピアノを弾く加羽沢さん。
  会場はほぼ満員。ヴュルテンベルク・フィルの常連のお客さんに加えて、新聞を見て来た方も多かったようです。
  前半は加羽沢さんのオーケストラのみの作品、そして後半は加羽沢さんも演奏家として登場。ドイツのお客さんにとっては全てが初めての曲にも拘わらず、非常に好反応
  終演後の打ち上げの席で、コンサートマスターの高木和弘さんと。
  さて、翌日から録音の開始です。昨日もリハーサルを行った練習場がその会場となります。そんなに響かないので、後から多少リバーブを足します。
  エンジニアはお馴染みの塩澤君。彼の音作りは、ドイツ人スタッフも絶賛でした。
  昨日、演奏会を経ているので、録音は非常に順調に進みました。
  お昼は、すぐ近くにあるレストランで。
  午後のセッションも予定通りの曲数を録りました。
  夜は、指揮者の飯森範親さん(このオケの芸術総監督でもあります)やオケのメンバー、そしてマネージャーの高嶋さんなどと一緒にドイツ料理の店へ。ヴァイス・ビア(白ビール)がとてもおいしかったです。
  録音2日目。隣にいるのは、今回の機材を持ってきてくれたゲラー氏。普段は彼がこのオーケストラの録音のエンジニアも務めています。
  この日も順調に録音が進みました。
  素晴らしい結果に、プレイバックを聴く演奏家たちも満足げです。
  録音後はスタジオの回りの庭でバーベキューパーティー。
  夕方でも明るいですね。
  全て終了。人気の的のチェロの女性と記念写真。
   
  今回のアルバムは、加羽沢美濃さんの初めてのオーケストラ作品集ですが、本当に素晴らしい内容になりました。今までの代表作を新しいアレンジで、フルオーケストラで聴ける醍醐味はもちろん、新作の4曲(以下の下4曲)も、理屈抜きに美しい作品ばかりです。メロディーが美しく聴きやすいけれど、クラシカルな格調を備えた曲ばかりで、これが新しいクラシックのあり方だなと思わせてくれます。現地の新聞に演奏会評が載りましたが、そこでも書かれていたように、加羽沢さんの音楽言語は、日本的情緒はありながらヨーロッパ人も違和感なく受け入れられる普遍的なものなので、オーケストラのメンバーも深い共感を持って、演奏してくれました。

収録曲は、
ベリンジア
時代 〜フジテレビ系ドラマ「愛と青春の宝塚」より
淡い記憶 〜NHK連続ドラマ「かるたクイーン」より
チルソクの約束 〜映画「チルソクの夏」より
穂高よ永遠なれ 〜テレビドキュメンタリー「穂高よ永遠なれ」より
月のオーラ

FURUSATO
ロイトリンゲンの丘
祈り


発売は9月25日ですので、是非ご期待ください。