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  福田進一「旅〜Voyage」録音レポート
   
  2003年4月15〜18日 コロムビアスタジオ
   
  福田進一さんの今回のアルバムのコンセプトは中南米への「旅」。福田さん自身、何度もコンサートツアーに訪れている場所ですが、その交流の中で生まれた新作や、定番の名曲を収め、リスナーが架空の旅をしているような気分になれるアルバムです。
常にクラシック・ギターの最前線を切り開いてきた福田さんの音楽性が、存分に発揮された作品になりました。
   
  今回は、全てコロムビアの第2スタジオで録りました。今までの経験で、ギターはホールよりスタジオの方が、音圧が感じられていいのではという結論からです。もちろん企画によりますが。
  エンジニアはお馴染みの塩澤君。詳しくは下の國崎君とともにスタッフ紹介で。福田さんとはもう9年になります。
  今回のディレクターは、音の編集もする國崎君。編集の経験や、自らオーボエを吹くということもあり、私よりも現場での細かいチェックや指示が優れているので、またお願いしました。福田さんも安心して演奏に専念できたようです。
  アシスタント・エンジニアは、本田美奈子さんの録音に続いて今井君。アシスタントの手早さは録音がいかにスムーズに行くかを左右します。彼なら安心。
  福田さんの演奏はますます円熟味を増しています。ますます多彩になる音色のパレット、より濃くなる音楽の味わい。今回は、いつも使っているフランスのブーシェ以外に、南米の楽器を使用し、素朴な味も出ています。
  福田さんの録音の時は、いつもギャグの嵐。
  今回は委嘱作もいくつかあり、その日に録ったものをmp3に変換してメールで地球の裏側に送り、翌日コメントをもらい、必要なら録り直すというような作業を行いました。
  最終日は「レコード芸術」の取材がありました。インタビュアーは山尾敦史さん。
   
  収録曲は以下の通り。

B.ガケール:旅
R.ディアンス:サウダージ第3番*儀式〜踊り〜祭りと終曲
ポンセ:メキシコ民謡〜わが心の君に
ポンセ:人生に思慮深く
E.マルティン:アクリリコス・エン・エル・アスファルト
R.ゲーラ:2人の友
A.ラウロ:ナターリャ〜ヴェネズエラ・ワルツ第3番
G, モンターニャ:コロンビア組曲第1番
A.バリオス:情熱のマズルカ
A.カルレバーロ:南米風前奏曲第3番「田園」
フェニシオ:ロマンティックなワルツ第1番
S. アサド:ジョビニアーナ第3番〜デサフィナードの主題による
R. タウナー:幸せな旅立ち

発売は6月25日ですのでお楽しみに。