録音、編集ときたら、次はマスタリングですね。マスタリングと言っても分からない方も多いかも知れませんが、CDの音作りの最後の工程で、アルバム全体を通して、いろいろな状況で聴かれることを想定して、音の微調整を行う、とても重要な役割なのです。
具体的には、音を微妙に圧縮したりある部分の周波数を増やしたり減らしたりするのですが、その方法もひとつではなく、様々な職人芸的裏技も駆使していきます。この作業よって聴いた印象が随分変わります。
特に保坂さんの腕は、ゴッドハンドと言われ、
他社にもその名は轟いている有名人。多くのアーティストが、彼にマスタリングしてもらいたいがために、わざわざコロムビアにマスタリングのみ持ち込む音源も数知れず。私もほとんどの作品を、彼にマスタリングしてもらっています。
いろいろな理由で、元の音に問題があるような難しいものになるほど燃えて、見違えるようないい音にしてくれます。
ディズニーマニアぶりは業界では有名で、マスタリングに立ち会うアーティストが、珍しいディズニーグッズを差し入れるため、彼の家はプチ・ディズニーランド化しているそうです。
2002年にコロムビアを退職し、フリーで仕事を続けていますが、その腕はますます磨きがかかっています。
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